僕は 幾度となく 心の中で あなたに さようならを言った あなたは 僕のほうを見てくれなかった あなたを乗せた馬車が走り出した 僕の目に涙が浮かんだ 僕は あなたのほうをじっと見た あなたの髪飾りが 扉から出ているのが見えた あなたが振り返った 嗚呼 僕を振り返って見てくれたのだろうか ……それがよく分からないので 気持ちが落ち着かない おそらく 僕を振り返って見てくれたのだろう、と 僕は自分を慰めている